介護現場で役立つ知識とは
介護現場では様々な知識が求められますが、その中でも持っていると役立つ知識として挙げられるのは医療関係のものです。
介護職は医療従事者ではないものの、日々高齢者と直接接触する機会が多くあります。
このため体調不良のサインや症状を知っておくことで早い段階で医師や看護師に相談することができることはもちろん、急変時の対応を知っておけば医師や看護師と連絡がつかない場合でも対処しやすくなるのです。
このように医師や看護師に高齢者の異常を報告するためには、介護現場に関わる人間として介護職でも医療知識は身につけておく必要があるでしょう。
そのため、介護現場向けの医療知識や研修が行われることが増えています。
ほかにも介護現場で役立つ知識として、高齢者の若い頃に流行っていたものや仕事に関する情報も挙げられます。
高齢者との話題作りは介護現場にとって重要なコミュニケーションや情報収集のきっかけですが、実際にどのような話題を振ればいいのかわからないという介護職も多いです。
このような場合は高齢者が若い頃に流行っていたものを話題に出すことで、高齢者の脳を活性化させることにつながるだけではなく、様々な話題に繋げるきっかけにすることができます。
また男性の高齢者であれば仕事に関する話題を振ることで情報を引き出すことができるため、高齢者の携わってきた仕事に関する知識も求められるでしょう。
このように専門的な知識だけではなく、ちょっとした豆知識が介護現場で役立つことは多いです。
ただ介護の専門知識を学習するだけでなく、幅広い視野を持って知識を身につけていきましょう。